Action 私達の国際NGOとしての活動をご紹介します。
2009.08.19 | その他
核兵器のない世界に向かって、日本は変わることができる
反核NGOの連絡組織「ICNND日本NGO連絡会」(共同代表:下記四名)は、衆議院選挙に向けて、日本の<核の傘>(米国の核抑止力)への依存政策に関する見解を尋ねる「核の傘に関する政策アンケートを、8月3日、10政党に送付し8月13日までに7政党から回答を得た。

◎各党の回答の中心的ポイントは、以下の通り。

自民 核の役割は「米国と協議」。核の先制不使用には反対。
公明 核の役割は核への対処に限るべき。国際的合意あれば先制不使用に賛成。
民主 日本の意向を無視した核使用に反対。先制不使用は「米国と話し合う課題」。
共産 核の傘から出るべき。第一歩として米国に先制不使用を働きかけるべき。
社民 核の傘から出るべき。当面の核の役割は、核への対処に限るべき。
国民 抑止力を確実に維持したうえでの先制不使用には賛成。
大地 将来的には核の傘から出ることをめざす。先制不使用に賛成。

 
ICNND日本NGO連絡会共同代表の見解

山積する優先課題の陰で、核廃絶という課題は選挙の争点として焦点化していないのは事実である。

しかし、今年4月のプラハにおけるオバマ米大統領演説を踏まえてアメリカの核政策の変更が行われようとしているとき、日本国民と政治家が、この秋、核問題-とりわけ日本の<核の傘>依存政策-をどうするのかという実践的な課題に直面することは避けられない趨勢である。米国の「核体制見直し(NPR)」が「核兵器の無い世界」のビジョンの実現に資するものとなるか否かの鍵は、「日本からの発信」が握っているとも言われている。

このアンケートは、これまで余り正面切って詳細に取り上げられたことのなかった<核の傘>に関する各党の見解を、「核の傘の役割」「核先制不使用」更に「核の傘からの離脱の条件」を含む今日的問題を切り口として尋ねるものであった。

総じて言えることは、オバマ政権が打ち出したビジョンが、日本にも大きな影響を与え、それが安全保障論議の新しい展開の可能性を開きつつあるということである。

たとえば、「核先制不使用宣言」について、自民党政権は「非現実的」政策であると退けてきたが、自民党を除く各党は、立脚点や濃淡に違いはあるものの、この間の動きから、この問題を現実の問題として議論することの必要性を認識し始めている事を感じる。

私たちは、これをさらに進めて、各党が「先制不使用宣言」を含めた「安全保障における核兵器への依存を低下させる」ための具体的手立てについて、真剣かつ能動的な検討を開始することを求めたい。

また、それと表裏をなすものとして、「北東アジア非核兵器地帯」を含む、北東アジアの地域的な枠組みに関する議論を、国民とともに深めるものである。私たちは、このような国民的議論の深まりによって、日本も世界もきっと変わることができると信じている。

以上.。
(出典:8月14日 ICNND日本NGO連絡会 プレス発表)
http://icnndngojapan.files.wordpress.com/2009/08/press_release.pdf 

ICNND日本NGO連絡会
共同代表
田中 煕巳 (日本原水爆被害者団体協議会)
朝長 万左男 (核兵器廃絶ナガサキ市民会議)
内藤 雅義 (日本反核法律家協会)
森瀧 春子 (核兵器廃絶をめざすヒロシマの会)

●ICNND とは?

核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)は、2008 年、ケビン・ラッド豪首相の提唱を受けて、日豪政府主導で立ち上げられた。08 年10 月に第1 回会合がシドニーにおいて、09 年2 月に第2 回会合がワシントンDC、6 月には第3 回会合がモスクワで開催された。委員会はギャレス・エバンス氏(元豪外相)と川口順子氏(日本元外相)の両共同議長の下、13 カ国13 名の国際委員と27 人の諮問委員が任命されている。2010 年5 月に開催される核不拡散条約(NPT)再検討会議とその先を見通して、約3 ヶ月間隔で会合を開き、来る10 月に広島で開く第4 回会合を経て、2010 年1 月には報告書をまとめる予定である。

 
ICNND日本NGO連絡会とは?

「ICNND 日本NGO 連絡会」は、ICNND に被爆国日本の市民の声を届けるため本年1月に発足し、これまでICNND ワシントン会合への被爆者派遣や、川口議長やエバンス議長とのラウンド・テーブルの開催等を行ってきた。そして、ICNNDの報告書が、オバマ米大統領が示した「核兵器のない世界」のビジョンを後押しし、来年(2010 年)春の核不拡散条約(NPT)再検討会議を経て、核兵器廃絶の後戻りのできない流れが世界に生み出されること目指して活動している。
※ 世界連邦運動協会はICNND日本NGO連絡会のメンバーNGOである。
 
 
■□■□ ICNND広島会合国際市民シンポジウム ■□■□
「核兵器のない世界へ―― 今こそ飛躍を!
 ~ヒロシマから、2010年ニューヨークへ~」
●10月18日(日)14時~17時(開場:13時45分)
●世界平和記念聖堂 (広島市中区幟町4-42)
広電「銀山町」「女学院前」電停から徒歩8分
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